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外務省、フロリダ州のジカ熱で3度目の注意喚起-指定解除も

  • 2016年9月21日

 外務省はこのほど、米国フロリダ州でのジカ熱の拡大について、3度目のスポット情報を発出した。同州がマイアミビーチ市内におけるジカウイルス感染地域の指定を、サウスビーチを中心とする1.5平方マイルの地域から同市北部のミッドビーチを含む4.5平方マイルの地域に拡大したことを受けたもの。新たに拡大された感染地域では、5名の国内感染者が確認されているという。フロリダ州における国内感染者は、9月20日の時点で90人を超えている。

 一方で同州は、マイアミ市ウィンウッド地区の1平方マイルの感染地域については、45日間にわたり国内感染者が発生しなかったことから、感染地域指定を解除した。外務省は同地区を訪れる日本人に向けては、引き続き蚊に刺されないよう努めることを要請している。

 ジカウイルスについては、妊娠中に感染すると胎児に小頭症などの先天性障害が現れることがあるため、外務省は妊娠中または妊娠を予定している人には、流行地域への渡航を可能な限り控えることを呼びかけている。また、渡航者には在マイアミ総領事館のウェブサイトなどから最新情報を入手するとともに、防蚊対策をとるよう呼びかけている。