カンタス、メルボルンに就航へ、JQ便を切り替え-1日3便に(追記)

  • 2016年9月16日

QF A330-200型機イメージ カンタス航空(QF)は12月16日、成田/メルボルン線にデイリーで就航する。使用機材はエアバスA330-300型機で、座席数はビジネス30席、エコノミー267席の297席。同型機はすでに成田/ブリスベン線にも導入しているもので新シートを搭載しており、特にビジネスクラスではリクライニングしたまま離着陸できるシートを利用可能だ。すでに9月16日から予約の受付を開始した。

 現在QFは羽田/シドニー線と成田/ブリスベン線に乗り入れており、メルボルンへの就航により1日3便を運航することとなる。一方、成田/メルボルン線にはジェットスター航空(JQ)が335席のボーイングB787-8型機で週4便を運航しているが、2016年12月から2017年2月までの間はQFとJQの両社がメルボルン線を飛ばし、JQは2017年2月25日をもって運休する。2月26日以降のJQ便を予約済みの旅客に対してはQF便への振り替えを案内する。

 なお、JQは成田発着のゴールドコースト線とケアンズ線を引き続き運航する。

▽QF、成田/メルボルン線運航スケジュール案
QF80便 NRT 19時00分発/MEL 07時30分着※翌日
QF79便 MEL 09時15分発/NRT 17時30分着


※以下、2016年9月16日14時40分追記
▽需要に合った機材で運航、地方路線は予定なし

 JQからQFへと切り替えた理由について、QFは本誌取材に対して「(サービスの特性を含めて)適した機材を適した路線に配置し、効率的に機材のオペレーションをするため」と説明。日豪間の人的交流が双方向で大きく増加しているなかで1機あたりの座席数は減ることになるが、1週間あたりではキャパシティを5割程度拡大して需要に応える方針だ。

 一方、オフラインとなって久しい関西など地方路線については、成田と羽田を日本のゲートウェイと捉え、そこからの国内線は日本航空(JL)とジェットスター・ジャパン(GK)に委ねる戦略であるとし可能性を否定。また、パースなど豪州側での更なる路線網の拡充についても計画はないと回答した。

※訂正案内(編集部 2016年9月16日 17時40分)
追記分の一部に誤りがありました。訂正しお詫びいたします。