福岡空港、10月に第1ターミナル閉館、国内線を2と3に集約
福岡空港は10月4日に第1ターミナルビルを閉館し、国内線の全便の発着を第2、第3ターミナルビルに移管する。国内線は現在、行き先などにより3つのターミナルのすべてを使用しているが、第2と第3に集約して2つのターミナルビルの総称を「国内線旅客ターミナルビル」に変更する。航空会社のカウンターは、国内線旅客ターミナルビルの1階に集約する。
国内線の集約に伴い、現在の第3ターミナルビルには出発用の保安検査場を増設し、第2ターミナルビルにある既存の保安検査場と合わせて2ヶ所で対応する。そのほか第1ターミナルの閉館により、地下鉄への入口の移動なども実施する。
ターミナルを運営する福岡空港ビルディングは12年から国内線旅客ターミナルビルの再整備に取り組んでおり、15年7月から工事を開始。事業費約380億円を充てて、19年3月まで工事を実施する。なお、国土交通省は19年4月を目処に同空港の民営化を計画している。