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JR東、都内に訪日向けホステルなど開業へ-北斗星ベッドも

ホステル内部のイメージ(JR東日本提供)  東日本旅客鉄道とジェイアール東日本都市開発はこのほど、都内に長期滞在の訪日外国人旅行者などに向けた宿泊施設を2軒をオープンする計画を発表した。12月にホステル「Train Hostel 北斗星」を、2017年7月に女性専用カプセルホテル「神田カプセルホテル(仮称)」を、それぞれ開業する。

 「Train Hostel 北斗星」は、JR馬喰町駅の4番出口に直結した地上7階建てのビルを取得し、6階までをホステルに改修する。延床面積は約694平方メートル、ベッド数は78床で、個室と2段ベッドのドミトリーを用意。「旅の道中が楽しくなるホステル」をコンセプトに、運行を廃止した寝台特急「北斗星」の2段ベッドや読書灯、照明器具などをホステルの内装に再利用する。

 運営は千葉県や山梨県で宿泊事業を展開するR.projectが担当。スタッフはすべて英語を話す。ホステル内には、東北地方を中心に観光情報を発信するブースを設置するほか、無料のWiFiサービスや大型スーツケースの預かりサービスなども提供。公式ウェブサイトは日本語、英語、韓国語、中国語で作成し、予約専用サイトは日本語と英語で対応する。宿泊料金は1泊2500円から4000円までとする予定。

カプセルホテル内部のイメージ(JR東日本提供)  「神田カプセルホテル(仮称)」はJR神田駅から徒歩1分の位置にあるJR東日本の社有地に、地上7階建てのビルを新築。延床面積は約498平方メートルで、成田や京都などでカプセルホテルを展開するナインアワーズが運営する。カプセル数は70で、宿泊料金は5000円程度を中心価格帯とする予定。

 「神田カプセルホテル」は日本人のビジネス客の利用も想定しており、訪日外国人旅行者の割合は3割から4割程度となる見込み。館内の案内板や公式ウェブサイトなどは日本語と英語で表示し、受付は英語でも対応する。無料のWiFiサービスや大型スーツケースの預かりサービスについても、「Train Hostel 北斗星」と同様に提供。旅行商品と組み合わせた販売も検討する。