阪急交通社、シルバーウィーク国内旅行は2割増、九州が好調
阪急交通社はこのほど、シルバーウィーク(9月16日~24日)の国内旅行の予約状況について発表した。同期間に出発する国内パッケージツアーの8月29日時点の予約人数をまとめたもので、参加人数は前年比20%増となった。同社は昨年のシルバーウィークが5連休となり、秋の旅行需要を拡大したことで、今年も同時期に秋休みを取得する人が増加したと見ている。
方面別の予約人数の1位は九州で、伸び率は44%増。地震により需要が落ち込んだものの「九州ふっこう割」を利用したツアーが支持されたという。2位は関東で8%増。テレビ番組などで注目を集めた千葉県君津市の「濃溝の滝」などを訪れる「秘境」や「絶景」をテーマにしたツアーが好調に推移した。3位は近畿で11%増、4位は新幹線の開通により周遊旅行が増えた北海道で18%増、5位は新幹線開業1周年を迎えた北陸・甲信越で4%増だった。人数の詳細は発表していない。
伸び率が最も高かったのは8位の四国で48%、2位は九州、3位は東北だった。台風の影響を受けやすい沖縄は唯一前年を下回り、2%減となった。
なお、出発人数が多い日は1位が9月22日、2位が19日、3位が24日となり、ツアーの日数は日帰りから2泊3日までの短期の旅行が多いという。