エミレーツ、日本線上級クラスの機内食で新たな和食メニュー
エミレーツ航空(EK)はこのほど、ドバイ/成田、羽田、関空線の機内食で、新たな和食メニューの提供を開始した。ファーストクラスの乗客には懐石料理を、ビジネスクラスの乗客には懐石弁当を提供する。EKの唯一の日本人でホットミール担当副料理長を務めるシェフが率いるチームが考案し、ケータリング会社のゲートグルメジャパンと共同で開発した。ハラール食として提供する。
ファーストクラスの懐石料理については、これまでは1度にすべての料理を提供していたが、新たなメニューでは前菜、焚合と焼き物、ご飯と止め椀、水菓子、甘味の順番にサービスする。メインの焚合と焼物では、鶏肉の照り焼きにしらたきや里芋、季節の野菜の煮物を添えたものを提供する。
ビジネスクラスについては、これまでは和食の弁当を用意していたが、小鉢、焚合、焼き物、冷たい麺、和菓子などが入った懐石弁当に変更。このほか、両クラスで軽食として寿司を提供するほか、日本酒やワインなどのアルコール類などを用意した。
食材は千葉県の無農薬野菜などを使用。食器は高級陶磁器ブランドの「ノリタケ」とコラボレートし、EK用に特別にデザインされた器を利用する。