記念式典の様子。左から駐日アイルランド大使のアン・バリントン氏、マクヒュー氏、政府観光庁長官のナイアル・ギボンズ氏、駐アイルランド日本国大使の三好真理氏 　アイルランド政府観光庁は8月29日、日本語版の公式ウェブサイトを開設した。2017年の日本・アイルランド外交関係樹立60周年を受けたもの。同庁は2013年夏ごろまで日本事務所を置いていたが、現在は日本国内には窓口は設けていない。

　同日にダブリンで開催した記念式典で登壇したアイルランド移民・国際開発担当大臣のジョー・マクヒュー氏は、新しい日本語版サイトについて「より多くの日本の方々に、アイルランドへの関心を持っていただきたいという思いで作った」と説明。その上で「知名度を高めるとともに、両国の関係のさらなる強化に寄与するだろう」と期待を示した。

　ウェブサイトでは観光名所やアクティビティなどの情報を写真とともに提供。南西部に浮かぶ世界遺産の島「スケリッグ・マイケル」など、映画「スター・ウォーズ／フォースの覚醒」のロケ地や、西海岸を車で回るFIT向けのモデルルート「ワイルド・アトランティック・ウェイ」なども紹介した。

　なお、15年の全世界からアイルランドへの訪問者数は790万人。そのうち日本からは約2万人が訪問した。

▽アイルランド政府観光庁 公式日本語サイト
http://www.ireland.com/ja-jp/