カンボジア・シェムリアップ、「ベンメリア遺跡」ご紹介
「ベンメリア遺跡」は、シェムリアップから車で片道1.5時間ほどの場所に位置する「知る人ぞ知る」遺跡です。
日本人には「天空の城・ラピュタ」を彷彿させる遺跡として有名になりました。
崩れ落ち、朽ち果てた石の隙間から成長する緑の息遣いを感じられる遺跡です。
またベンメリア遺跡は、季節によってまったく違う表情を見せるところも魅力のひとつ。
石が乾ききった乾季の「ベンメリア」と、遺跡全体が緑に苔生した雨季の「ベンメリア」。
同じ遺跡とは思えないくらい印象が違うので、何回行ってもあきません。
内戦時代、実際に籠城する砦として使われていたことから、周辺には地雷が多く残され、長い間、人が入ることができなかったのも、遺跡が放置された理由のひとつです。
ドイツの支援によって地雷が撤去され、現在は崩れ落ちた遺跡を上から見られるよう、遊歩道も整備されました。
もし、アンコール・ワットを再訪する機会があったら、是非1番に訪れていただきたい遺跡のひとつです。
なお、ベンメリア遺跡は「アンコール遺跡群共通入場券」の区域外のため、遺跡入場券が別途必要となります。(お一人様US$5)