プリンセス、中国市場向け新造船の概要発表、来夏に就航
プリンセス・クルーズはこのほど、2017年夏から上海を母港に運航する新造船「マジェスティック・プリンセス」の概要を発表した。同船は中国市場向けに設計・建造したもので、同社によれば「プリンセス・クルーズでは最新かつ最も豪華」な客船。総トン数は14万3000トンで、乗客定員は3560名とした。上海には7月に入港し、日本や韓国などを訪れるクルーズを開始する。
船内デザインのテーマは「世界を旅する」で、床には欧州産の大理石やモザイクタイルなどを使用。船体から飛び出したガラス張りの通路「シー・ウォーク」や、約1100平方メートルのブティック「プリンセス・ショップ」なども設ける。
料飲施設は20ヶ所以上で、飲茶バーやヌードルバーなどに加え、光るカーテンに囲まれたプラベートダイニング「シェフズ・テーブル・ルミエール」、アメリカンステーキハウス「クラウン・グリル&バー」、フランスの家庭料理のアレンジメニューを提供する「ル・ビストロ」などを設ける。そのほか、ショーのためのステージや麻雀ルーム、カラオケルームも用意した。
客室の8割はバルコニーつきで、全室に設置した「プリンセス・ラグジュアリーベッド」には、カナダのインテリアデザイナーのキャディス・オルソンさんがデザインしたベッドリネンを使用する。