「遅めの夏休み」間際予約1位はソウルとホノルル-HIS調査
エイチ・アイ・エス(HIS)がこのほど実施した、8月16日から9月30日までに出発する「遅めの夏休み旅行」の間際予約動向調査によると、旅行先の1位は昨年と同様に、短距離方面はソウル、中長距離方面はホノルルとなった。最も伸び率が高かったのはニュージーランド南島のクイーンズタウンで前年比191%増、人気の出発日の1位は9月3日だった。調査は8月15日に実施し、7月1日から8月14日にかけて予約された同社の海外ツアー商品と航空券について集計した。
短距離方面は、昨年はMERS(中東呼吸器症候群)の拡大などにより減少傾向にあったソウルが52%増と回復。以下は台北、グアム、香港、セブと続き、1位から4位までは前年と同様の結果となった。中長距離方面では、定番のハワイが1位をキープし、2位には昨年4位のバリ島が浮上。HISによれば、同社のチャーター専門会社であるアジア・アトランティック・エアラインズ(HB)の仕入れを強化していることなどが予約増につながっているという。
伸び率が最も上昇したクイーンズタウンは、星空や湖の美しさが注目を集めているリゾート地。HISでは、現在は南半球が冬を迎えていることから、涼しさやローシーズンのリーズナブルさなどを求める旅行者が増加傾向にあるとの見方を示している。
HISによれば、これまで夏休みの旅行の予約は2ヶ月から3ヶ月前にピークを迎える傾向があったが、近年は夏休みの分散化の動きを受けて、間際の予約も増加傾向にあるとのこと。年代別・性別では20代と30代の女性が多かったという。
▽HIS、「レイトサマー海外旅行動向調査」上位5位
・短距離方面(順位/旅行先/前年の順位)
1位 ソウル(1)
2位 台北(2)
3位 グアム(3)
4位 香港(4)
5位 セブ島(6)
・中長距離方面(順位/旅行先/前年の順位)
1位 ホノルル(1)
2位 バリ島(4)
3位 バンコク(2)
4位 シンガポール(3)
5位 ケアンズ(10)
・伸び率(順位/旅行先/前年比)
1位 クイーンズタウン/ニュージーランド(191%増)
2位 カサブランカ/モロッコ(121%増)
3位 ハバナ/キューバ(120%増)
4位 レイキャビック/アイスランド(110%増)
5位 ストックホルム/スウェーデン(81%増)
・人気出発日
1位 9月03日
2位 9月02日
3位 9月22日
4位 9月10日
5位 8月19日