日本航空、中国路線に「ドラえもんJET」、9月から

  • 2016年8月23日

特設サイトのイメージ(©Fujiko-Pro,Shogakukan,TV-Asahi,Shin-ei, and ADK)
 日本航空(JL)は9月22日から2017年3月末まで、成田/上海(浦東)線を中心に人気キャラクター「ドラえもん」の特別塗装機「JAL ドラえもんJET」を導入する。使用機材はビジネスクラス30席、エコノミークラス207席のボーイングB767-300型機。国際線にドラえもんを描いた特別機が就航するのは今回が初めてとなる。

 JLによると、搭乗率の維持に寄与している訪日中国人旅行者のさらなる需要獲得に向け、中国でも年齢を問わず絶大な人気を誇るキャラクターとタイアップすることで「JLだけでなく日本全体に対する親しみを持っていただく」ことがねらい。機内では、ドラえもんを描いた特別の紙コップでドリンクサービスをおこなうほか、オリジナルのポストカードも提供する。

 そのほかのドラえもんとのタイアップキャンペーンでは、8月23日に中国国内で「JAL ドラえもんキャンペーン2016特設webサイト」を公開。同社のさまざまな取り組みを紹介するもので、PC版とスマートフォン版を用意した。

 また、「ドラえもんJET」の就航を記念して、プレゼントキャンペーンと体験イベントを開催。プレゼントキャンペーンは、ドラえもんJETの就航期間中に対象運賃で日中路線を1往復以上利用した人に、抽選で日中路線の往復搭乗券などを贈呈する。

 体験イベントは上海市内の会場で、羽田/上海(浦東)線に導入している新たなエコノミークラス座席「スカイワンダー」に座ることができるもの。中国人客室乗務員がドリンクをサービスするなど、機内を疑似体験できるようにしたほか、オリジナルグッズも配布する予定だ。キャンペーンやイベントの詳細は後日発表する。

 なお、JLによれば現在の中国路線の搭乗率は約85%。需要は中国発が6割、日本発が4割を占めるという。

JLの「ドラえもんJET」のイメージ(©Fujiko-Pro,Shogakukan,TV-Asahi,Shin-ei, and ADK)