日本旅行の2016年6月の旅行取扱実績で、海外旅行の取扱額は前年比0.8％減の101億3410万円と微減した。団体旅行は28.2％増の27億3709万円と増加したものの、企画商品は20.2％減の24億4876万円、企画商品以外の個人旅行も5.5％減の42億8307万円と前年を下回った。同社によると、ヨーロッパ方面は引き続きテロの影響により需要が低迷し、一方でアメリカやハワイ、オセアニア方面が人気を集めているという。

　団体旅行のうち、一般団体は33.8％増の22億5678万円だった。昨年7月に取り扱った大型団体の取り扱いが、今年は6月に前倒しになったことが影響したという。教育旅行は7.1％増の4億8031万円。企画商品は自社商品の「マッハ・ベストツアー」が24.9％減の19億5886万円と減少したが、他社企画商品は6.8％増の4億8990万円と増加した。

　海外旅行以外では、国内旅行が2.1％減の207億693万円、国際旅行が46.6％増の29億9465万円となり、付帯事業を含む総計は2.5％増の343億1402万円だった。国内旅行の詳細は別途記載（下記関連記事）。