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KNT-CT、16年1Qは営業赤字-3月期決算に変更

  • 2016年8月15日

 KNT-CTホールディングスの2017年3月期第1四半期(2016年4月1日~6月30日)の連結業績で、売上高は964億6400万円、営業損失は1300万円、経常利益は5200万円、当期純損失は2億7500万円だった。九州での地震や海外でのテロなどが影響し、営業利益と当期純利益が赤字となった。売上原価は791億3900万円で、売上総利益(粗利益)は173億2500万円、営業費用は173億3800万円。同社は今年3月の定時株主総会で決算期を12月31日から3月31日に変更したため、前年比は発表していない。

 第1四半期においては、5月から近畿日本ツーリスト個人旅行(KNT個人)とクラブツーリズムによる共同キャンペーン「夏旅大感謝祭」を開始したほか、共同企画商品としてプロのランニングコーチがサポートする「JALホノルルマラソンツアー」の販売を開始した。成長分野の「地域誘客交流事業」では、運営・管理を受託している「信州上田真田丸大河ドラマ館」が累計入館者数40万人を超えるなど盛況だったという。

 事業分野別の売上高は、近畿日本ツーリスト個人旅行とクラブツーリズム、訪日旅行が分類される個人旅行事業は506億7400万円で、近畿日本ツーリストによる団体旅行事業は288億3500万円。海外航空券の卸売販売などを含む「その他」は168億9300万円となった。通年の連結業績予想に変更はない。