中部、お盆の国際線予約数は15.5%増-台湾が1.6倍に
中部国際空港は8月5日、2016年お盆期間(8月10日~21日)の国際線予約の推計を発表した。予約総数は前年比11.5%増の19万3200人となる見込みで、このうち出発旅客数は12.4%増の9万7900人で2年連続の増加を予想。到着旅客数は18.8%増の9万5300人を見込む。
出発旅客数の方面別で最も多いのは中国で、20.3%増の2万5500人を予想。15年度から春秋航空(9C)や中国東方航空(MU)、中国南方航空(CZ)などが増便や路線開設をおこない、供給量が増えたことが要因という。2位は東南アジアで1.8%増の1万6600人、3位は韓国で32.4%増の1万4300人。
伸び率が最も高いのは台湾で、62.7%増の9600人。ジェットスター・ジャパン(GK)やタイガーエア台湾(IT)、Vエアー(ZV)の桃園線開設などで、便数が倍増したことが後押しした。欧州は唯一前年を下回り、26.9%減の6800人となる見込み。
期間中の運航予定便数は68便増の624便で、このうち定期便は58便増の607便、臨時・チャーター便は10便増の17便。臨時便はCIの台北(桃園)線が1便、チャーター便はウズベキスタン航空(HY)のグアム線が12便、チャイナエアライン(CI)のホノルル線が4便となる予定。
ピーク日は出発の第1ピークが14日で9500人、第2ピークが13日で9200人。到着は第1ピークが21日で9400人、第2ピークが20日で9100人。混雑時間帯は、出発がチェックインカウンターから国際線保安検査場付近について、7時から10時ごろまで。到着が出口前付近について、15時から17時頃までと20時以降を予想する。