インディビ協議会、4年ぶりに懇親会-BTMで「総合的な収益源を」
業務渡航を主力とする旅行会社で構成されたインディビ協議会は8月2日、都内で第22回通常総会と懇親会を開催した。懇親会は2013年度に11年度、12年度と会長を務めていた郵船トラベルや、エムオーツーリスト、エヌオーイー、エプソン日新トラベルソリューションが脱退して会員数が減少したことなどから、仕切りなおしの意味も込めて中止していたという。
現在は13年度に入会したエルオルト、15年度に入会した菱和ダイヤモンド航空サービスとコベルコビジネスサポートを合わせて12社で構成。インディビ協議会会長でエムハートツーリスト代表取締役社長の杉山貞寛氏は、今回あらためて懇親会を再開したことについて「より一層皆様との交流を深めたいという思いで実施した」と語り、会員各社と航空会社やGDSなどとの交流促進に努めるとともに、情報共有の場としての役割を強化していく方針を示した。
16年度は「BTM手法の研究と情報交換」をテーマにした勉強会を開催し、「航空券販売以外の収益確保」「業務効率とシステム化」「業界情報の共有とサプライヤーとの関係深耕」の3つの項目で展開する。このうち「航空券販売以外の収益確保」については、今まで主に取り扱ってきた海外航空券に加えて、宿泊や鉄道などの地上移動も扱っていく必要性を指摘。BTM事業で顧客へのサービスを強化することで「総合的な収益源を求めなければならない」と話した。