i.JTBは8月3日、早稲田大学の産学連携プロジェクト「プロフェッショナルズ・ワークショップ」に参画し、早大生や渋川伊香保温泉観光協会と共同で、伊香保温泉エリアの魅力を発信するための取り組みを開始した。「プロフェッショナルズ・ワークショップ」は、企業や自治体が抱えているそれぞれの課題を、学生とともに解決するもの。今回の取り組みでは、ジェイティービー（JTB）の訪日外国人旅行者向けサイト「JAPANiCAN.com」で魅力を発信し、集客をめざす。

　i.JTBによると、伊香保温泉は都心から電車で2時間程度で行けるにも関わらず、訪日外国人旅行者を十分に取り込めていないという。今回の取り組みでは、「日本の魅力を発見、発信して訪日外国人向け旅行サイト『JAPANiCAN.com』を盛り上げよう！」をテーマに、学生の意見を取り入れた特集ページを作成して同サイトに掲載する。ターゲットは香港と台湾からの旅行者とした。

　学生はJTBや渋川伊香保温泉観光協会の担当者による講義を受講した後、現地での聞き込み調査などを実施。その後は中間発表やグループワークなどをおこない、最終発表に向けた準備を進める。10月末には中国語繁体字による特集ページの公開を予定する予定。