成田と羽田、お盆の出入国者予想は13%増の165万人
成田国際空港(NAA)と東京国際空港ターミナル(TIAT)は8月3日、2016年お盆期間(8月10日~21日)の出入国者数の推計を発表した。2空港の出入国者数の合計は、前年比13.4%増の165万500人となる見込みで、このうち成田は10.0%増の109万5500人、羽田は20.7%増の55万5000人を予想する。
成田の出国者数の推計は9.2%増の56万9700人で、入国者数は10.8%増の52万5800人。NAAでは、15年夏以降の新規就航や増便などが増加の要因との見方を示している。方面別ではハワイやグアムなどのリゾート路線と、台湾などの近距離路線が好調に推移した。
ターミナル別の出国者数は、第1ターミナルが5.4%増の30万6100人、第2ターミナルが10.6%増の22万7100人、第3ターミナルが41.1%増の3万6500人。入国者数は第1ターミナルが4.9%増の27万5000人、第2ターミナルが15.4%増の21万6600人、第3ターミナルが39.5%増の3万4200人で、人数は少ないものの出入国者数ともに第3ターミナルが最も増加する見込みだ。出国のピークは8月11日で5万5000人、入国のピークは8月15日で4万7700人を予想する。
羽田の出入国者数の推計は、出国者数が16.7%増の28万600人、入国者数が25.0%増の27万4400人。全日空(NH)と日本航空(JL)が冬ダイヤで上海、広州線を、ピーチ・アビエーション(MM)が2月に仁川線を、Vエアー(ZV)が3月に台北線を開設したことなどにより、ともに大きな増加を予想する。
出国のピークは、第1ピークが8月11日で2万6000人、第2ピークが8月10日で2万5300人、第3ピークが8月13日で2万4300人を見込む。入国のピークは、第1ピークが8月21日で2万4600人、第2ピークが2万4100人、第3ピークが2万4000人となる見通しだ。