ベトナム航空、ハッキングで会員情報の一部が公開に
ベトナム航空(VN)は8月1日、7月29日16時頃に同社の公式ウェブサイトがハッキングを受けて制御不能になり、マイレージプログラムの会員情報の一部が外部から閲覧可能な状態になっていたことを明らかにした。流出した可能性のある情報の、具体的な内容や閲覧件数などは調査中。
VNによると、同社は29日17時10分にはウェブサイトを再構築し、通常の状態に復旧。18時までにはベトナム公安省のネットワークセキュリティ部門の専門家や、ベトナム情報通信省のコンピューター緊急対応チームなどが攻撃を受けたシステムを隔離し、段階的な規制をおこなった。VNは2日時点で、フライトの安全性および業務に関する影響は生じていないと発表している。今後は、情報通信省や公安省などと連携し、アクセス制限を含むネットワークセキュリティの強化に努める考え。
マイレージプログラムについては、ウェブサイト上の機能を一時停止しているが、再開のめどは立っていないという。再開後には会員にパスワードの再設定を案内する予定。会員特典については会員カードがあれば利用できる。