関西エアポートによると、関西国際空港（関空）の2016年上半期（1月～6月）の利用実績（5月と6月は速報値）で、国際線旅客数は前年比21.0％増の914万8474人となった。このうち、日本人旅客数は2.9％増の299万1228人で、外国人旅客数は32.3％増の605万9380人。通過客も36.7％増の9万7866人となり、いずれも前年を上回った。旅客便発着回数は、中国路線の拡充などにより29.1％増の5万5942回。国際線と国内線を合わせた総旅客数は12.1％増の1229万1533人となった。

　6月単月を見ると、国際線旅客数は17.9％増の149万9802人で、6月として過去最高を記録。このうち日本人旅客数は8.3％増の47万6880人で、6ヶ月連続で前年を上回った。外国人旅客数は6月として過去最高となる22.3％増の99万8730人。通過客は59.2％増の2万4192人だった。

　旅客便発着回数は19.7％増の9213回で、6月として過去最高を記録。6月1日にチャイナエアライン（CI）が高雄線を、20日にエアアジアX（D7）がクアラルンプール線をそれぞれ週2便増便したことや、25日にフィリピン航空（PR）が台北経由のマニラ線を就航したことなどが要因という。

　国際線と国内線を合わせた総旅客数は、6月として過去最高となる10.5％増の201万7113人。国内線の詳細は別途記載（下記関連記事）。