不法民泊、撲滅せよ 全旅連が総決起大会(1)
全旅連(全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会、北原茂樹会長=京都市・旅館こうろ)は6月8日、東京・新宿の京王プラザホテルで2016年度全国大会を開いた。
無許可宿泊施設の取り締まり強化を要望
毎年、全国から1千人を超える旅館ホテル経営者が一堂に会し、重要課題への取り組みを決め、結束を内外にアピールする。今年は、不法民泊の撲滅を最重要課題に掲げ、総決起大会と銘打って、招いた国会議員に無許可宿泊施設に対する取り締まりの強化などを求めた。
また、6月2日に閣議決定された規制改革実施計画で今後、新法を整備した上で認められることになった適法民泊の営業日数について、年間30日を上限として求めていくことを確認した。
全国大会は、大会実行委員長の齊藤源久・東京都ホテル旅館生活衛生同業組合理事長(東京・四谷・祥平館)のあいさつで開会。
「4月の地震で被災した熊本、大分の両県からは、全国大会に過去最大の登録者数をいただきました。我々も、なるべく早く、九州を訪ねることで支援につなげたい。東京の主管では32年ぶりの全国大会です。2020年にオリンピックを控え、日々、変ぼうする東京を見ていただきたい」
全旅連では5年ごとに東京で全国大会を開いているが、東京都旅館組合が主催するのは32年ぶりのこと。
(16/07/13)
情報提供:トラベルニュース社