KNT-CT、5月の国内は14.6%減、北海道と沖縄好調

  • 2016年7月12日

 KNT-CTホールディングスの2016年5月の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比14.6%減の280億9580万円だった。このうち、団体旅行は9.6%減の99億735万円、個人旅行は6.0%減の37億5540万円、企画旅行は19.6%減の144億3306万円となり、いずれも前年を下回った。

 団体旅行のうち、一般団体は昨年に取り扱った宗教団体による周年の参拝や大型の会議などの反動で、6.7%減の29億5371万円に。学生団体も、修学旅行や校外学習などの取扱人数の減少により、10.8%減の69億5364万円となった。

 企画旅行では、メイトの取扱額は19.5%減の54億8719万円。方面別の取扱人数は北海道や沖縄が好調だったものの、九州が地震の影響を受けて著しく減少し、その他の方面も前年を下回った。

 クラブツーリズムは19.6%減の89億4587万円。バス旅行を除く国内旅行部門は、北海道で新幹線の開通効果が継続しているほか、京都や伊勢・南紀方面も好調だったが、地震の影響で西日本・九州方面の落ち込みが大きく、全体では23.8%減となった。バス旅行部門もスキーバスの転落事故の影響から回復できず、19.6%減だった。

 なお、国内旅行以外では、海外旅行が11.8%減の99億9845万円、外国人旅行が28.1%増の14億5709万円となり、関連商品などを含めた総計は12.7%減の401億7254万円だった。海外旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。