KNT-CT、5月の海外は11.8%減、学生団体は7割増

  • 2016年7月12日

 KNT-CTホールディングスの2016年5月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比11.8%減の99億9845万円だった。このうち、団体旅行は1.4%増の20億9283万円と増加したが、個人旅行は14.7%減の23億4305万円、企画旅行も14.7%減の55億6258万円となり、ともに前年を下回った。

 団体旅行のうち、一般団体は前年の大型インセンティブ旅行の取り扱いの反動で、6.3%減の17億5157万円に。一方、学生団体は修学旅行や語学研修、国際交流などの取扱人数が伸びたことにより、74.7%増の3億4126万円と大幅に増加した。

 企画旅行では、ホリデイの取扱額が18.4%減の13億820万円。オセアニアは前年を大きく上回ったが、ヨーロッパ方面がテロの影響などで引き続き不調だったほか、他の方面も前年を下回った。

 クラブツーリズムの取扱額は13.8%減の42億2990万円。アジア、南アフリカ、キューバなどが好調に推移したが、ヨーロッパなどでの情勢不安が影響し、全体では2桁減となった。

 なお、海外旅行以外では、国内旅行が14.6%減の280億9580万円、外国人旅行が28.1%増の14億5709万円となり、関連商品などを含めた総計は12.7%減の401億7254万円だった。国内旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。