京旅協・国内旅行勉強会を開催 旅行業界で総会ラッシュ(7)
京都府旅行業協同組合(京旅協、上原龍男理事長)の第34期通常総会がこのほど、京都ブライトンホテルで開かれた。組合の主幹事業である十石舟に続く、着地型観光開発を見据えた国内旅行勉強会の定期的な実施などを決めた。
上原理事長は冒頭のあいさつで「収益を上げることが目標だが、今までやっていることだけでは難しい。組合も変わっていかなければならない。組合員の要望を取り入れて、組合員に役立てる組織でありたい」。
今春の岡崎桜回廊十石舟めぐりの乗船客数は前年比91%の1万8700人だった。桜が見ごろだった4月7日に悪天候で終日運休したことが響いた。反面、ウェブ予約システムを利用した外国人観光客の取り込みには一定の成果があった。
国内旅行勉強会は、協同組合大阪府旅行業協会(OATA)の支部会をモデルにしたもので、1回目は旅館案内所の関係者を招いた。「40人の組合員が参加し、継続してほしいという声が多かった」と北澤孝之副理事長。夏には2回目を開催し、商品開発や着地型旅行事業につなげていくとしている。
議案とは別に、事務局の移転について上原理事長が説明。現在入居するビルが耐震に伴い建て替えが予定されており、京都府から提示された新ビルへの移転を検討していると報告した。
なお、2015年度のクーポン事業は総取扱高14億7500万円で、ほぼ前年並みだった。
(16/07/05)
情報提供:トラベルニュース社