15年の海外渡航率は15%、低迷に歯止め-エイビーロード調査
リクルートライフスタイルの海外旅行に関する調査機関「エイビーロード・リサーチ・センター」がこのほど実施した「海外旅行調査2016」によると、2015年に海外を訪れた人の割合は全体の14.9%を占め、前年から0.1ポイント増となった。近年は減少が続き、14年も前年比2.0ポイント減の14.8%と落ち込んでいたものの、15年は微増となり低迷に歯止めがかかったと見られる。
同調査は関東、関西、東海に住む18歳以上の男女6万6310人を対象に、3月9日から15日までインターネット上でスクリーニングを実施。このうち、15年に海外を訪れた4802人を対象に、22日から30日まで本調査をおこなった。
このうちレジャー目的で海外を訪れた人は0.1ポイント減の85.2%で、ほぼ前年並み。ビジネス目的については1.4ポイント増の11.2%と増加した。過去の渡航経験を見ると、最も多かったのは10回以上の「ヘビー」で、0.1ポイント減の57.9%。4回から9回までの「ミドル」は0.5ポイント減の25.7%、1回から3回までの「ライト」は0.4ポイント減の16.4%となり、前年から大きな変化はなかった。
レジャー目的の旅行先の人気は、前年に引き続き台湾が1.6ポイント増の15.9%で最も高かった。2位はハワイ(オアフ島)で0.5ポイント減の13.0%、3位は韓国で2.5ポイント増の10.0%だった。
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