ANAHD、ボンバルディア3機を発注、MRJ納入遅れで
ANAホールディングス(ANAHD)は6月29日、ボンバルディアDHC8-Q400型機を新たに3機発注したと発表した。三菱航空機と三菱重工業が開発する「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の納入時期が遅れていることなどを受けたもので、「長期的視点から成長に必要となる機材ならびに更新機材を安定的に確保」するため、3月の取締役会で決議した。1機あたりのカタログ価格は約115億円で2017年度中に受領する。
ANAHDは現在、DHC8-Q400型機を21機保有。ANAグループで国内線の運航を担うANAウイングス(EH)が地方路線などで利用している。
ANAHDはMRJを25機発注し、17年以降に受領後、EHの地方路線で活用していく計画だった。しかし三菱航空機と三菱重工業は昨年12月に、MRJの納入時期を18年中に延期することを発表している。