グアム、17年国際マラソンは日本人1500名目標に

  • 2016年6月29日

PICグアムのファーガソン氏  グアムインターナショナルマラソン日本事務局はこのほど、旅行会社向けに2017年4月9日に開催する「グアムインターナショナルマラソン2017」の説明会を実施した。事務局を務めるパシフィック・アイランズ・クラブ(PIC)グアム総支配人のベン・ファーガソン氏は「来年で5回目を迎える、大会の価値をさらに上げていきたい」と意気込みを示すとともに、17年の日本人登録者数について「16年の914名を上回る1500名をめざす」とコメント。旅行会社に商品造成を呼びかけた。

 事務局によれば、16年の大会の総登録者数は前年比20.3%増の3904名。日本人登録者数については、15年は11.6%減となったものの、16年は2.4%増と前年を上回る結果となった。日本人の属性は若者層からシニア層まで幅広く、直行便が就航している都市を中心として全国から集まったという。

 17年は例年通りマラソン、ハーフマラソン、10キロメートルラン、5キロメートルランの4種目を実施。5月末まで早期特別割引料金による登録を受け付けていたところで、今後は8月1日から17年の3月6日までの間、3回に分けて募集する。現地では3月7日以降も登録を受け付ける。

 同大会は、プレレースパーティー、本大会、イパオパークでのアフターレースイベントなどで構成。前日には有料でコースの下見ツアーも実施。17年も引き続き、シドニー五輪金メダリストの高橋尚子さんが大会アンバサダーとして参加するという。

GVBの金子氏  旅行会社が「公認ツアー」を造成する場合は、事務局への申請が必要。事務局では、公式ウェブサイトの旅行会社専用ページで登録を受け付ける予定で、7月中にページを公開する見込み。公認ツアーに申請すると、ロゴや写真データなどを使用できるほか、イパオパーク内に有料で参加者用の「ホスピタリティーテント」を設置することができるようになるという。

 大会を後援するグアム政府観光局(GVB)では、20年の目標として外国人訪問者数200万人、日本人訪問者数120万人を掲げており、目標達成に向けた取り組みの1つとしてスポーツツーリズムにも力を入れている。GVB営業部長の金子宗司氏は「グアムインターナショナルマラソンがその牽引役になるだろう」と話し、来年の大会に期待を示した。