富山・ホテル雄山の運営会社が破産開始、負債1.75億円

  • 2016年6月27日

 東京商工リサーチによると、富山県・立山町で「ホテル雄山」を運営していた立山観光産業は6月9日、富山地方裁判所から破産開始決定を受けた。負債は債権者約40名に対して総額約1億7500万円。

 同社は1971年8月の創業で、77年6月には「ホテル雄山」を開業。8階建て、客室70室、収容人数250名で、立山黒部アルペンルートや称名滝など富山県を代表する観光地にも近かった。2000年12月期には売上高約2億6000万円を計上した。

 しかしその後は国内の景気停滞を受け、2013年12月期には売上高が約8000万円まで低迷。また、過去の設備投資の負担も重荷となり、借入金に依存した資金繰りが続くなか、14年12月に休業した。その後は15年6月に不動産が競売にかけられ、今年3月には売却先が決定して今回の措置となった。

※訂正案内(編集部 2016年06月28日10時10分)
・訂正箇所:第1段落第1文目
 情報提供元である東京商工リサーチの社名が抜けておりました。お詫びするとともに訂正いたします。