飛鳥II、17年日本一周クルーズを発表、3港に初寄港
郵船クルーズは2017年6月7日から7月12日まで、「飛鳥II」(5万142トン、乗客定員872名)で「2017年日本一周グランドクルーズ」を実施する。神戸発横浜着のクルーズで、日本各地とロシア、台湾を巡るもの。最長は6月7日から7月11日までの神戸発着34泊35日間のコースと、6月8日から7月12日までの横浜発着34泊35日間のコース。このほか、6月7日から26日までの神戸発金沢着19日20日間のコースなど、区間クルーズも4コース用意した。35日間コースは7月29日から、区間クルーズは11月4日から販売する予定。
同クルーズは神戸から横浜、石巻など太平洋側の港を経由し、北海道を一周。途中でウラジオストクに立ち寄り、日本海側を南下して台湾を訪問した後、那覇などを経て神戸と横浜に戻る。合計19港に立ち寄り、石巻、京都府の宮津、台湾の澎湖に初めて寄港する。
留萌、佐世保、澎湖では特典として寄港地観光を用意。留萌からは旭山動物園を訪問するツアーを実施する。また、バイオリニストの千住真理子さんや、歌手の夏川りみさん、理学博士の佐治晴夫さん、作家の荒俣宏さんなどが乗船し、コンサートや講演会などをおこなう。乗船中の夕食については、ドリンクを無料でサービスする「フリードリンクキャンペーン」も実施する。
なお、16年10月31日までにクルーズ料金を全額支払うことを条件に「グランド特別割引代金」を設定。12月31日までに全額支払うことが条件の「早期全額支払割引」と、17年3月31日まで申し込む人を対象にした「早期申込割引」も用意した。例えば35日間のコースで客室タイプKを利用する場合、グランド特別割引代金は147万4000円、早期全額支払割引代金は155万8000円、早期申込割引は162万5000円。通常の代金は180万8000円となる。