バニラ、台北発海外路線を計画、年内に就航
バニラエア(JW)は、年内にも台北発海外路線を開設する。同社代表取締役社長の五島勝也氏は、6月3日に開催されたオンライン旅行業界の国際会議「Web in Travel(WIT)Japan & North Asia 2016」の会場で本誌の取材に応え、JWが就航している海外の都市の1つから、エアバスA320型機で運航できる4時間から5時間圏内の都市に就航する計画を明かした。同社広報は「台北発の海外路線を検討しており、日本発の乗継需要と台北発の海外旅行需要を見込む」と説明している。7月までには詳細を発表する見通しだ。
JWでは現在、A320型機を9機保有しており、2017年3月末までにはさらに3機受領して12機にまで増やす。五島氏は「(機材の増加にあわせて)国際線を積極的に展開していきたい」と意欲を示した。
五島氏は会議におけるプレゼンテーションでは、OTAやメタサーチ経由の予約が全体の15%を占めていることについて述べ、「OTAやメタサーチは重要な仲間」と強調。OTAには5月に立ち上げたLCC8社による「バリューアライアンス」を活用して、航空会社の付帯サービスを販売するよう提案した。