豪州、スペシャリスト大幅増へ、全国でセミナー開催

  • 2016年6月5日

TAの岩崎氏  オーストラリア政府観光局(TA)は、先ごろリニューアルした旅行業界を対象としたeラーニングプログラム「オージー・スペシャリスト・プログラム(ASP)」の受講者増加に向け活動を本格化している。6月2日には東京で旅行会社社員を中心に95名を集めてセミナー兼懇親会を開催。今後も専任担当者の岩崎良太氏が各地で直接説明してまわるなど積極的に展開していく計画だ。

 リニューアル後のASPはパソコンや携帯端末でシームレスに利用できるもので、基本情報の必須プログラム3科目、州別のプログラム8科目、目的別のプログラム6科目の計17科目を用意。受講修了者には限定特典として、月刊のニュースレターなどを提供する。さらに、特典に加え賞品などのインセンティブも検討中という。

TAのホグ氏  TAノースアジア地区局長のアンドリュー・ホグ氏は2日のイベントの冒頭、プログラムの出来について「オーストラリアの旅行がいかに素晴らしいかを知ってもらうことができる」とアピール。その上で「オーストラリア旅行の前線にいる皆様に、ぜひオーストラリアの魅力をアピールしてほしい」と呼びかけ、受講者の大きな伸びに期待を示した。

 TAオージー・スぺシャリスト担当の岩崎良太氏によると、受講者獲得策の柱は全国でのセミナー開催。すでに昨年10月の開始以降、各地で航空会社と共催してきており現在までに350名が参加。7月からの新しい会計年度では「(セミナーの参加者数は)最低でも400名」を目標として、東名阪以外にも札幌や福岡で販売担当者をターゲットにセミナーを開く。店舗ごとのニーズに合わせた出張説明会も予定する。