HIS、日本発メッカ小巡礼ツアーを発売、国内ムスリムを獲得
エイチ・アイ・エス(HIS)はこのほど、ムスリムを対象とする日本発ツアー「サウジアラビア 2大巡礼地を巡る ウムラ巡礼9日間」を発売した。サウジアラビアのメッカにあるムスリムの聖地「カアバ神殿」を訪問する小巡礼「ウムラ」を組み込んだもので、同社がムスリム向けの日本発ツアーを販売するのはこれが初めて。
HISは2014年12月に、インドネシアの現地法人でウムラツアーの販売を開始。国内でもムスリム関連事業の強化をはかり、日本に在住する約20万人のムスリムの巡礼需要の取り込みをはかるため、インドネシアでのノウハウを活かした同商品を企画したという。参加者の多くは外国人となる見込みで、販売目標は非公開とした。
出発地は成田で、日本発着路線についてはカタール航空(QF)を利用する。出発日は11月10日から28日まで、1月5日から30日まで、2月2日から27日までの期間のそれぞれ月曜日・木曜日・土曜日。12月は3日、15日、17日、19日に出発する。宿泊にはマディーナでは「アル・ハラム・ホテル」など、メッカでは「アンジュム・ホテル」などを利用する。
旅行代金は25万9000万円。代金には燃油サーチャージとウムラビザを含み、ビザはHISはが代行申請する。最少催行人員は2名。そのほか、送迎とホテルのみを組み合わせたプランも提供する。