ハワイ、セミナーで「ALOHA」を解説、理解度向上へ
ハワイ州観光局(HTJ)は5月26日、都内でメディアを対象に「Aloha Response Seminar」を開催した。冒頭で挨拶したHTJ局次長のミツエ・ヴァーレイ氏は、「今回のセミナーは『観光』という枠だけでなく『日本とハワイのさらなる親交』を目的としている」と説明。ハワイ語の挨拶「ALOHA」の本来の意味をアピールし、日本におけるハワイ文化の理解度を高めることで、2国間の関係強化をはかりたい考えを示した。今後はハワイの観光産業の強化に向け、旅行者数の増加だけでなく、日ハ間の関係強化なども重視していくという。
セミナーでは、HTJアロハプログラム・アドバイザーのオアフ経済開発委員会で社長兼最高経営責任者を務めるポノ・シン氏がプレゼンテーションを実施。「ALOHA」は「Akahai(優しさ)」「Lokahi(協調性)」「Oluolu(思いやり)」「Haahaa(謙虚さ)」「Ahonui(忍耐)」の頭文字を合わせた言葉であることを紹介したほか、Akahaiには「上品さ」や「礼儀正しさ」など、それぞれの言葉にはさまざまな意味が込められていることを説明し、「ALOHAにはとても深い意味がある」と話した。
HTJは同日に、都内の旅行会社を対象にしたセミナーも実施。27日には大阪で、旅行会社やHTJが展開するラーニングサイト「アロハプログラム」の上級会員などを対象にしたセミナーを開催した。今後も、年に2回から3回程度のセミナーをおこなっていくという。