西オーストラリア、MICE補助金倍増、市場重視でトップセールス
パース・コンベンション・ビューロー(PCB)と西オーストラリア州政府観光局は、MICE誘致を目的とした日本市場向けインセンティブプログラムの継続と内容の充実を決定した。もともと2014年に導入したもので、これまでは企業インセンティブツアーの送客1名あたり20豪ドルを提供していたが、これを40豪ドルに倍増する。
このほど来日したPCBのCEOを務めるポール・ビーソン氏は「日本は西オーストラリア州にとって最も長きに渡る最大貿易相手国の1つ」であると語り、日本市場の重要性を強調。
また、西オーストラリア州政府観光局日本局長の吉澤英樹氏も、パース周辺で18年までに14年比で2000室のホテルの客室が増え、6万人収容のスタジアムが建設されるなど大規模な再開発が進んでいることを前提に、「今回のプログラム継続により、さらなる送客誘致につながるものと期待している」とコメントしている。
なお、PCBからはビーソン氏に加え州政府で大臣などを歴任した事務局長のイアン・ローレンス氏も来日。旅行会社などに対してトップセールスを実施したほか、航空会社も訪問し路線開設を働きかけた。