アラスカ、認知度向上で日本人1万人へ、販促ツール制作
アラスカ州政府観光局は先ごろ、都内で観光説明会「アラスカ・セールスミッション2016」を開催した。本誌の取材に応じたアラスカ州商務・地域・経済開発課ディベロップメント・スペシャリストIIのジェシー・カールストローム氏は「アラスカへの日本人訪問者数の正確な統計は取れていないが、近年は年間1万人を目標に掲げている」ことを説明。2016年についても「引き続き1万人の訪問者数をめざす」と意欲を示した。
今年は、日本でのアラスカの認知度向上をめざす方針。同氏は「日本市場は非常にポテンシャルが高い」としながらも、現状は「どれぐらいのお金がかかり、どのようにアクセスができ、現地で何ができるかということを知らない人が多い」と説明。今後はメディアでの露出などをおこない、さらなる認知度向上をはかりたいとした。
旅行会社に対しては、セミナーの開催や日本語の公式ウェブサイトでの情報提供などを実施。さらに、「オーロラが見えやすい理由」などの情報を紹介する日本語の「セールスマニュアル」を新たに制作し、4月上旬から提供を開始したという。
このほか、説明会では、アラスカ州政府観光局日本事務所旅行業界担当マネージャーの朝尾直也氏がプレゼンテーションをおこなった。アラスカには国立公園が17ヶ所、州立公園が100ヶ所以上あることから、同氏は「アラスカは冬のイメージが強いが、ハイキングやクルーズなどを通年で楽しむことができる」と強調した。