KNT-CT、3月の海外は0.6%減-企画旅行が8.1%増

  • 2016年5月22日

 KNT-CTホールディングスの2016年3月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は0.6%減の126億3731万円だった。このうち、団体旅行は7.6%減の33億9050万円、個人旅行は8.1%減の30万2481万円とそれぞれ減少したが、企画旅行は8.1%増の62億2200万円と増加した。

 団体旅行のうち、一般団体は大型のSITや企業系コンベンションの取り扱いなどにより1.7%増の18億2214万円。一方、学生団体はテロなどの外的要因の影響で修学旅行、研修旅行ともに取扱団体数が減少し、16.4%減の15億6837万円となった。

 企画旅行では、ホリデイの取扱額はテロなどの外的要因はあったものの、7.1%増の14億2238万円となった。取扱人数も増加し、方面別ではハワイ、米国、オセアニア、ミクロネシア、台湾が前年を上回った。

 クラブツーリズムの取扱額は8.7%増の47億6881万円。パリやトルコで発生したテロの影響があったものの、イースター島へのチャーターツアーや、アジア方面の商品が好調だった。

 なお、海外旅行以外では、国内旅行が5.8%減の243億9761万円、外国人旅行が28.4%増の17億5994万円となり、関連商品などを含めた総計は2.2%減の398億2031万円だった。国内旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。