4月の出国者数は7.0%増の122.5万人、4ヶ月連続増
日本政府観光局(JNTO)によると、2016年4月の日本人出国者数(推計値)は前年比7.0%増の122万5000人となった。増加は4ヶ月連続で、累計では4.1%増の538万2900人となった。観光庁は増加の理由として、中国への旅行者数が回復傾向にあること、テロの影響により大きく低迷したヨーロッパが地域によっては回復に向かっていることに加えて、最近の円高基調などを挙げている。
観光庁長官の田村明比古氏は5月18日の定例会見で「日本人の海外旅行が底を脱しつつある」との見方を示した。また、日本旅行業協会(JATA)が中心となり、各社が魅力ある旅行商品の造成に向けて取り組みを強化していることについて説明し、観光庁として協力する姿勢を示した。
なお、4月の訪日外国人旅行者数は18.0%増の208万1800人だった。累計では32.9%増の783万4600人となった。