オリエンタルランド、20年までの計画を発表-「美女と野獣」新設

  • 2016年5月12日

「美女と野獣エリア(仮称)」内にオープンする新アトラクションのイメージ  オリエンタルランドはこのほど、東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)について、2020年までの開発計画の一部を発表した。同社は14年に「23年までに『高い満足度を伴った入園者の数』を恒常的に3000万人レベルとする」ことを目標として設定。しかし14年以降の入園者数が想定以上に増加していることから、目標達成を20年度へと前倒しし、開発計画の一部を見直すこととした。

 TDLについては、20年春を目途に新たな施設を複数オープン。「ファンタジーランド」内では、1992年に公開したアニメ映画をモチーフとした「美女と野獣エリア(仮称)」を新設する。野獣の住む城や映画に登場する街並みを再現し、音楽にあわせて乗り物が動くアトラクションも設置するもので、投資額は約320億円。

 「ファンタジーランド」内には屋内シアターも開設し、キャラクターによるオリジナルのプログラムを上演。定員は約1500名で、投資額は170億円。

「ベイマックス」をテーマにした新アトラクションのイメージ そのほか「トゥモローランド」については、約60億円を投じて映画「ベイマックス」をテーマにしたライドタイプの新たなアトラクションを設ける。体験時間は約1分30秒。アトラクションの隣にはTDLとTDSでは初めて、ポップコーンの専門ショップも設置する。「トゥーンタウン」内には、新たにミニーマウスのグリーティング施設を開設する。

 一方、TDSでは19年度内に「メディテレーニアンハーバー」エリアに、大自然を体感できる新アトラクションをオープン。投資額は約180億円とした。