日系2社、GWの国内線旅客数は1.1%増、利用率も微増
全日空(NH)と日本航空(JL)が発表したゴールデンウィーク(2016年4月28日~5月8日)の利用実績で、2社合計の国内線旅客数は前年比1.1%増の239万9533人となった。座席数は前年並みの345万1003席で、利用率は0.7ポイント増の69.5%だった。
企業別で見ると、NHは座席数が1.1%増の203万6217席で、旅客数は1.7%増の138万1455人と座席数の伸びを上回り、利用率は0.4ポイント増の67.8%となった。JLも座席数が1.5%減の141万4786席と減少した一方で、旅客数は0.2%増の101万8078人となり、利用率は1.3ポイント増の72.0%と増加した。
方面別では、NHの旅客数は九州が1.2%増の35万8526人と最多に。次いで北海道が2.1%減の26万2986人、沖縄が7.1%増の24万4509人となった。前年からの伸び率では沖縄が7.1%増、関西が3.4%増、中国・四国が1.8%増と続いた。
利用率が最も高かったのは関西で2.4ポイント増の71.9%。2位は沖縄で3.2ポイント減の69.5%、3位は東北・北陸で0.6ポイント増の69.0%となった。前年からの伸び率では、中国・四国が3.9ポイント増と最も伸長し、このほか関西が2.4ポイント増、東北・北陸が0.6ポイント増となった。
JLの旅客数は九州が最も多く、0.5%減の23万5416人。以下は北海道が0.3%減の20万8625人、中国・四国が9.2%増の13万191人で続いた。前年からの伸び率では中国・四国が増加した以外は、いずれも減少した。
利用率については、関西が0.9ポイント減の78.2%で1位に。2位は北海道で2.2ポイント減の74.4%、3位は沖縄で0.8ポイント増の72.8%となった。前年からの伸び率では、中国・四国が6.3ポイント増と最も増加。次いで九州が1.1ポイント増、沖縄が0.8ポイント増となった。