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日観協、地域の観光人材育成を強化 アカデミーとDMO推進室新設

 日本観光振興協会(山口範雄会長)が今年度から、地域の観光人材の育成に向けた取り組み強化に乗り出した。4月1日に「日本観光振興アカデミー」と「DMO推進室」を新設。体系的なプログラムを整備し、観光地域づくりの担い手を養成していく。

 日本観光振興アカデミーは同協会がこれまで実施してきた人材育成事業を基盤に、各種研修事業を策定。「観光地域づくり研修なび」に地域のニーズや課題に対応する人材育成メニューを示し、公募により各地で研修を開催するほか、日本版DMOに関する研修メニューも追加していく。中核人材の育成についてはテーマごとにカリキュラムを策定し、集合教育を実施。観光ボランティアガイドについてもネットワーク形成や研修を行う。

 同アカデミーのサイトはhttp://academy.nihon-kankou.or.jp/

 「DMO推進室」では、日本版DMOの形成・導入を支援するため専門人材を育成。研修事業を用意し、各地からの問い合わせや要望にもワンストップで対応する。

 アカデミーと同様に「観光地域づくり研修なび」を通じてメニューの提示、研修の地域開催を行うほか、専門人材育成に向けた集合教育も実施する。これまで通り、日本版DMOの普及啓発に向けたシンポジウム・セミナーの開催も継続する。

 専用サイト「DMOなび」のURLは、http://www.nihon-kankou.or.jp/home/dmo

 (16/04/27)


情報提供:トラベルニュース社