KNT個人、夏の国内家族旅行で「見舞金」、取消料の8割返金
近畿日本ツーリスト個人旅行(KNT個人)はこのほど、国内企画旅行商品「メイト」の夏の家族旅行向け商品で、子どもの急な発熱などで旅行を取り消す場合にキャンセル料の80%を返金する「旅行キャンセルお見舞金サービス」を開始した。同社としては初めての試みで、対象は4月22日に発売した「ファミリー北海道」と「ファミリー沖縄」。KNT個人によれば、未就学児の参加が多い方面を選択しており、今後は他の国内旅行商品に導入することも検討しているという。
同社によれば、サービスの導入は顧客からの「(急遽旅行に行けなくなった時に)取消料の一部でも戻ってきてほしい」「取消料が心配で旅行の申し込みに踏み出せない」という声に応えたもの。旅行者の負担を軽減することで、安心して旅行を申し込んでもらうとともに、万が一キャンセルとなった場合も、再度旅行を検討してもらえるようにする。サービスの対象となるのは、旅行者が病気や怪我により入院・通院した場合、旅行者の家族が入院した場合、旅行者や旅行者の親族が死亡した場合などとした。
さらに、「ファミリー沖縄」では、旅行最終日に台風などの影響で航空機が欠航して予定外の宿泊費が発生した場合に、3歳以上の旅行者に対して1名あたり宿泊費1万円を補填する「復路便欠航宿泊費補償サービス」も用意する。