関空、15年度国際線旅客は27.7%増、国内線は4%増
新関西国際空港によると、関西国際空港(関空)の2015年度(15年4月~16年3月)の累計輸送実績(速報値)で、国際線旅客数は前年比27.7%増の1727万87人となった。訪日旅行需要の増加により増便などが相次いだ結果、4年連続で前年を上回り、過去最高を記録した。
このうち、日本人旅客数は3.1%減の609万9949人となり、3年連続で前年を下回った。一方、外国人旅客数は57.3%増の1099万5219人と4年連続で増加し、過去最高を記録。通過客は25.1%減の17万4919人だった。
国際線旅客便の発着回数は31.1%増の10万4157回。5年連続で前年を上回り、過去最高となった。
3月単月では、国際線旅客数は18.9%増の160万7572人となり、31ヶ月連続で前年超えを記録。また、3月単月としても過去最高となった。このうち、日本人旅客数は1.7%増の62万580人、外国人旅客数は33.1%増の97万7020人、通過旅客数が23.1%増の9972人となり、いずれも前年を上回った。旅客便の発着回数は32.1%増の9502回だった。
▽15年度の国内線旅客数は4.0%増、伊丹は前年並みに
15年度の国内線旅客数は4.0%増の678万4084人となり、4年連続で前年を上回った。国内線旅客便の発着回数は0.2%減の4万7300回だった。3月単月では、旅客数が13.3%減の56万9321人、旅客便の発着回数は13.4%減の3733回となり、ともに5ヶ月連続で前年を下回った。
大阪国際空港(伊丹)については、15年度の旅客数は前年並みの1462万6431人。旅客便の発着回数は0.5%増の13万5569回だった。3月単月では旅客数が0.8%増の128万5385人、発着回数は前年並みの1万1364回だった。