GW出入国者予想、関空は過去最高、中部も3割増に
関西エアポートと中部国際空港はこのほど、ゴールデンウィーク(GW)期間(2016年4月28日~5月8日)の11日間の出入国者数の推計値を発表した。旺盛な訪日旅行需要にあわせた増便などにより、1日あたりの平均旅客数は関空が前年比13.3%増の4万8600人、中部が19.5%増の1万4000人を予想。関空については出発旅客数が約9%増、到着旅客数が約19%増となり、GW期間中の1日の平均旅客数の過去最高を記録する見込みだ。
関空の総旅客数は、前年のGW期間(15年4月24日~5月6日)の13日間との比較で4.0%減となる53万5100人を予想。方面別では訪日旅行者の増加や訪韓需要の回復傾向などから、1位が韓国、2位が中国、3位が台湾となった。出国のピークは4月29日で、入国のピークは5月5日。
中部の総旅客数は、前年の4月30日から5月10日までの11日間と比較して19.5%増の15万4000人となる見込み。昨年のピーク期間とのズレなどもあり、出発旅客数は30.3%増の7万6100人、到着旅客数は10.5%増の7万7900人と、ともに大幅増を予想する。方面別で最も旅客数が多いのは中国で79.3%増の2万800人。前年からの伸び率も中国がトップとなり、伸び率の2位以下は台湾が79.2%増の9500人、東南アジアが30.7%増の1万3200人、香港が16.7%増の9800人となった。
ピーク日に関しては、出国の第1ピークが4月29日で1万人、第2ピークは4月30日で9600人。中部によると、ピーク日の予約数が1万人を越えるのは2007年以来9年ぶりという。入国は5月5日の9400人が最も多く、2位は5月8日で8500人となる見込みだ。