日系2社、GWの国内線予約は2.7%増-地震の影響も

  • 2016年4月24日

 日本航空(JL)と全日空(NH)が4月22日に発表したゴールデンウィーク期間(2016年4月28日~5月8日)の予約状況で、合計の国内線予約人数は前年比2.7%増の207万472人だった。座席数は0.4%増の348万2520席、予約率は1.3ポイント増の59.5%だった。

 JLは座席数は0.1%減の143万4521席、予約人数は0.9%増の88万5720人で、予約率は1.1ポイント増の61.7%となった。NHは座席数は1.4%増の204万7999席、予約人数は4.0%増の118万4752人で、予約率は1.4ポイント増の57.8%だった。

 方面別では、JLは中国・四国の予約数が15.2%増、予約率が7.4ポイント増となり、ともに最も伸長した。予約数は東北・北陸、北海道、関西が前年を上回った。4月14日から地震が発生している九州については0.8%減となった。予約率は北海道が67.6%で最も高く、沖縄、関西、東北・北陸も6割超に。伸び率は九州と東北・北陸が微増した。GW期間中の臨時便は羽田/新千歳線の1往復。地震関連の不定期便として福岡/鹿児島線を88便運航する予定だ。

 NHは日並びの良さから全体的に好調で、予約数は北海道が0.4%減と微減した以外は前年を上回り、関西は13.7%増、沖縄は7.1%増だった。地震がに見舞われた九州も1.4%増と上昇。予約率は沖縄が65.0%でもっとも高く、唯一の6割台に。伸び率は関西が6.8ポイント増で最も高く、中国・四国が5.1ポイント増、東北・北陸が1.4ポイント増と続いた。

 GW期間中の臨時便は羽田/那覇線の1便で、熊本地震関連の臨時便では、JLと同様に福岡/鹿児島間を88便運航する計画だ。