コスタ、アジア向けに大型2隻発注、19年から受領

  • 2016年4月24日

 コスタ・グループはこのほど、イタリアのフィンカンティエリ社に大型客船2隻の造船を発注した。ともに総トン数は13万5500トンで、乗客定員数は4200人。2019年と20年に受領した後はコスタ・アジアが運航し、アジアで拡大するクルーズ需要を取り込む。2隻に対する投資総額は60億ユーロ超に上るという。

 コスタ・アジアは現在、大型客船「コスタ ビクトリア」「コスタ アトランチカ」「コスタ セレーナ」を運航中。今年4月末には4隻目となる「コスタ フォーチュナ」が運航を開始する予定。新たに契約した2隻は5隻目、6隻目となる。

 コスタ・グループの親会社であるカーニバル・コーポレーションとフィンカンティエリ社は15年に、20年までの大型客船5隻の建造について覚書を交わしており、今回発注したのはその5隻のうちの最後の2隻。