主要49社、2月の国内旅行は6.5%増、外国人は26.3%増
観光庁が取りまとめた2016年2月の主要旅行会社49社の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比6.5%増の3090億2227万円となった。観光庁によると、昨年に新幹線が開通した北陸方面が引き続き好調だったほか、東北方面も「ふるさと割」の効果により人気だったという。外国人旅行は26.3%増の114億6519万円だった。
国内旅行の取扱額を企業別で見ると、最も高かったのは海外旅行と同様にジェイティービー(JTB)グループ15社で、8.3%増の715億7671万円。以下は楽天が17.5%増の344億641万円、KNT-CTホールディングス8社が1.7%増の202億5987万円と続き、上位10社はいずれも前年を上回った。
前年からの伸び率については、DeNAトラベルが60.4%増の2億1889万円と最も増加。取扱額が10億円以上の企業では、i.JTBが24.9%増の137億5691万円、楽天が17.5%増の344億641万円、タビックスジャパンが14.0%増の15億2765万円となった。
募集型企画旅行に関しては、取扱額が4.2%増の719億916万円と増加した一方、取扱人数は0.9%減の267万2604人と減少し、単価は5.1%増の2万6906円となった。
外国人旅行の取扱額についても、JTBグループ15社が16.6%増の43億8708万円で首位に。2位は日本旅行で48.0%増の19億1519万円、3位はエイチ・アイ・エス(HIS)で6.2%増の18億60万円となった。
前年からの伸び率が最も高かったのは、日立トラベルビューローで2025.6%増の1054万円。取扱額が1億円以上の企業では楽天が70.0%増の8億9594万円、JTB西日本が56.5%増の3億909万円などとなり、計22社が前年を上回った。
募集型企画旅行は、取扱額が16.8%増の4億7523万円だったのに対し、取扱人数が45.7%増の3万626人と取扱額の伸び率を大きく上回り、単価は19.9%減の1万5517円となった。
なお、海外旅行の取扱額は4.0%減の1544億3870万円となり、合計は3.2%増の4749億2616万円だった。海外旅行の詳細は別途記載(下記関連ニュース)。
▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
2月単月