KNT-CT、2月の海外は7.5%減、企画旅行が2.4%増

  • 2016年4月12日

 KNT-CTホールディングスの2016年2月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は7.5%減の100億1886万円となった。このうち団体旅行は20.0%減の22億6043万円、個人旅行は11.9%減の27億2282万円といずれも前年を下回ったが、企画旅行は2.4%増の50億3561万円と増加した。

 団体旅行のうち、一般団体は前年に催行した大型の招待旅行の反動や、テロなどの外的要因による取扱団体数の減少などで、26.3%減の16億3557万円に。一方、学生団体は海外研修などの取扱増により3.1%増の6億2486万円となった。

 企画旅行では、ホリデイの取扱額はテロなどの外的要因はあったものの、3.6%増の11億9156万円に。取扱人数も増加し、そのうち方面別でハワイ、アメリカ、アジア、オセアニア、台湾が前年を上回った。

 クラブツーリズムの取扱額は、2.1%増の38億4107万円。昨年11月のパリでの同時多発テロ事件の影響で海外旅行全体の販売が鈍化したが、テーマ旅行部門で1人参加の可能なオーロラ鑑賞ツアーなど、シリーズ商品が牽引して増加した。

 なお、海外旅行以外では、国内旅行が1.1%増の195億6337万円、外国人旅行が24.4%増の10億756万円となり、関連商品などを含めた総計は0.9%減の312億8630万円だった。国内旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。