アコーホテルズ、英onefinestayを買収、高級民泊に参入
アコーホテルズはこのほど、ロンドンを拠点に高級物件の民泊仲介サイトを運営するonefinestay社を1億4800万ユーロで買収したと発表した。ホテル事業に加えて民泊事業にも参入し、「民泊市場でも世界的地位の確立」をはかるという。アコーホテルズによると、買収以前にはonefinestay社との協力関係はなかったという。
onefinestay社は2010年にロンドンで設立。現在はロンドンに加えてニューヨークやパリ、ロサンゼルス、ローマの5都市で約2600軒の宿泊用物件を取り扱っている。アコーホテルズは今後、6400万ユーロの資金を追加投入し、5年以内にネットワークを40都市に拡大する予定。
アコーホテルズ代表取締役会長兼最高経営責任者のセバスチャン・バザン氏は、「民泊市場での世界的地位を確立するとともに、民泊の利用を増やすことでその価値を向上させる。弊社のビジネスモデルを一新できる」とコメント。onefinestay社の共同創立者兼最高経営責任者のグレッグ・マーシュ氏は「アコーホテルズによる投資は、新たなビジネスへの可能性を広げてくれる」と事業拡大に意欲を示した。onefinestay社は買収後も、マーシュ氏を代表とするチームがアコーホテルズグループ内の独立した会社として運営する。