アラスカ航空、ヴァージン・アメリカを買収、西海岸路線拡大
アラスカ航空(AS)はこのほど、LCCのヴァージン・アメリカ(VX)を買収すると発表した。買収総額は約26億米ドルに上る見込み。取引終了は2017年の1月までを予定している。
現在、ASはシアトル、VXはカリフォルニアを拠点に路線を展開しているところ。ASは今回の買収で米国西海岸などへのネットワークを拡大し事業の拡大をはかる。
ASは今後、本社があるシアトルに加えて、サンフランシスコ、ロサンゼルス、アンカレッジ、ポートランドなどもハブ空港として1日1200便を運航する。所有機材数は計280機となる予定。マイレージプログラムについても統一するという。
ASのCEOを務めるブラッド・ティルデン氏は今回の買収について「ネットワークを拡大することで、旅客にはより多くのノンストップ便を提供することが可能になる」とコメント。VXのCEOであるデイビッド・カッシュ氏は「ASの傘下に入ることで、航空会社としてより成長できる」と述べた。