ハワイアン、日本支社に営業など集約-グローバルは予約発券

  • 2016年3月23日

 ハワイアン航空(HA)は日本市場での事業体制の強化をはかり、日本支社に販売や営業、マーケティングなどの業務を集約する。今までは販売総代理店のグローバルサービスがおこなっていた販売やアカウントマネジメント、営業開発、ディストリビューション、プロモーションなどの業務を日本支社に移管。グローバルサービスは、航空券の予約や発券、HAの運営・調整業務のサポートをおこなう。新体制での業務は7月以降に開始する予定で、HA日本支社長の宍戸隆哉氏は「急速に成長する日本市場に対応していくための、長期的な戦略の1つとしておこなう」と説明。グローバルサービスについては「引き続き良いパートナーとして協力していく」と語った。

 HA日本支社は今年の6月までに、新体制での新たな業務を担当するスタッフを14名雇用する予定。HAはホノルル線を羽田、関空、新千歳から運航していることから、東京、大阪、札幌の各都市に配置するという。なお、宍戸氏によれば日本路線のロードファクターは好調に推移しており、今回の体制変更は「日本市場に対するHAとしてのコミットメントの現れ」という。なお、HAは今年7月から成田線にも就航する予定だ。