阪急交通社、NHチャーターでアラスカツアー、成田と福岡から

  • 2016年3月22日

パンフレットの表紙  阪急交通社はこのほど、全日空(NH)のチャーター便を利用するツアー商品「ラストフロンティア アラスカ 大自然紀行7日間」の販売を開始した。成田発便は8月24日、福岡発便は29日に出発し、各3コースを設定。使用機材はボーイングB787型機で、座席数はビジネスクラス42席、エコノミークラス198席の計240席。すべての座席を同社が買い取る。同社によれば、NHが日本/アラスカ間でチャーター便を運航するのは今回が初めて。8月下旬にツアーを設定することで、デナリ国立公園の紅葉や氷河クルーズ、オーロラ鑑賞などを一度に楽しめるようにした。

 成田発着のツアーは「チェナ温泉2連泊とデナリ国立公園 ツンドラウィルダネスツアー7日間」など3コースで、首都圏のほか大阪や名古屋、仙台などからの乗継客も見込む。同コースでは敷地内でオーロラ鑑賞ができるリゾート施設「チェナホットスプリングスリゾート」に2連泊するほか、貸し切りで「プリンセスウィリアム湾氷河クルーズ」を実施。旅行代金は2名1室利用の場合、燃油サーチャージ込みで51万8000円から71万8000円までとした。

 福岡発着のツアーは「2大国立公園を満喫 希少!1日4台限定のカンティシュナウィルダネストレイル7日間」など3コースで、九州エリア全体からの集客を見込む。同コースではデナリ国立公園の最深部エリア「カンティシュナ」を訪れるほか、デナリ駅からデナリ登山の基地の町であるタルキートナまでは、アラスカ鉄道の展望車で眺望を楽しむ。旅行代金は2名1室利用の場合、燃油サーチャージ込みで47万9800円から67万9800円までとした。

 なお、同社は9月以降にアラスカチャーターツアーの第2弾を予定。同社によると、テロ事件などによる世界的な情勢不安により、最近の海外旅行では大自然を満喫するツアーの人気が高まっていることから、2016年度のアラスカチャーターについては、前年の座席数の6倍を販売する計画を進めているという。